★卒業生一覧           ※()内は入会時の年齢です。

菊池ひろえ 兵頭勝実 長島輝行 玉井明 渡部浩一 土居湯香里 本田晶 水口節子 平野和子 

野本健 日野めぐみ 岩井和恵 武智知子 菊池克幸 小室伸一 鴻上武志 本郷涼二 小島綾太郎

★通信生

中塚樹里(宮城県)Dさん(富山県)清水悠介(群馬県)大島光生(東京都)城田華鈴(東京都)

★作品画像のみ

矢野弘太 二宮多恵子 藤井福美 越智弥生 浮田和恵 湯口晶子 宮内伯郎 豊岡かよ子   八塚愛子    

尾崎和子 八塚加久代


通信教育・Dさん(40代)富山県

【コメント】

教室で描くデッサンは基本的に3枚だけで、それぞれ何を習得するのかテーマが明確なので課題に集中できました。

お題が決まっているとはいえ、描く対象は自分で決められるのもよいです。

 

ここでのデッサンは形を取る練習というだけでなく着色作品を描く練習として捉え、

構図から検討して飾れるレベルまで持っていくことになります。

自分一人では低いところで終了しがちですが、先生の眼をお借りして自分では行けない高さまで登れたような気がします。

 

デッサンだけでなく絵画作品についての考え方も指導の中に盛り込まれており、

寓意に込められた意味や、そこから読み取れる作品のテーマがあると知ることができました。

先生の作品「園」を例にとり、モチーフから意味をひも解いて説明していただく機会があり衝撃を受けました。

技術ももちろん大事ですが作品は着想が最も重要と感じました。

 

私は通信教育という形態をとっていますが、これは最近の通信技術の発展によってやっと現実的な選択肢になり得たように思います。

メールで画像をやりとりし、必要があれば動画サイトを使うことも可能です。

知らないことが話題になっても検索すればすぐに出てくる今の時代ならではのスタイルと思います。


菊池ひろえ(26)

【コメント】
私が絵を習ったきっかけは、夢や生きがいを感じないОLの仕事にあけくれる毎日の中で、本当は自分は何がやりたいんだろうと考えた時、ふと、絵が描きたいという衝動に駆られたからです。
アートロードの広告を見て、初めて先生のアトリエを訪れた時は、まず、先生の絵のリアルさと空想の世界がおりなす作品の数々にすごい衝撃と感動を覚えました。
寓意のおもしろさにもはまりました。迷うことなく入会し、先生の指導を受け始めると、目からうろこというか、毎回いろんなことを学ばせていただきました。
それまで絵を習ったこともなく、専門的な知識も全くない私でしたが、先生の指導のもと、だんだん絵が描けるようになっていくのが嬉しくて、先生のアトリエに足を運ぶのがとても楽しみでした。
今思えば、やはり、感動する絵を描ける師に出会え学べたことが、すごく幸運だったと思っています。


兵頭勝実(27)

【コメント】
 自画像が終わりました。
ここまでどうにかやれたのは、先生がいつでも本気で叱咤激励してくれるのと、息抜きに誘ってくれるおかげだと思います。
集中力も忍耐力もなかなか身に付きませんが、自分に一つの趣味ができて、それが続いているというのは本当に嬉しい事です。少しずつ自分に自信をもてるようになってきたと思います。
 やれる所までやってみたいと思います。


長島輝行(42)2021年2月(67)没

【コメント】
私は重病で死にかけた事をきっかけに離婚した子供に自分の存在を形にして残したいと考えて何が良いか迷った結果、美術大学入試の資料を取り寄せたりしましたが入学金が高額なのとデッサン力が無かったので新聞の折込チラシを見て某カルチャースクールに通っていました。
当時は何も分らなかったので講師の先生に言われるまま授業料3ヶ月分を一括で支払っていたのと絵の具や高額のイーゼルを購入してしまっていたので3ヶ月間は通っていましたが、デッサンもろくにせずキャンバスに着色させられていました。何回か通っていて迷った時講師の先生に聞いたら何の説明も無く「ここはこう描けばいい」とか「こんな場合はこんな色にすればいい」とか勝手に私の筆を取って塗っていました。
数回通った頃、前回描いていた絵が完成しないのにその都度新しいキャンバスを購入させられて、たった3ヶ月間で10枚以上中途半端な絵を描かされました。
今思えば「知らないと云う事は恥ずかしい事です」

そんな事を繰り返していて「何か変だな!」とか「もっと良い教室は無いかな?」と電話帳でアートロードを見つけました。
住所が分らなかったので分る場所まで先生が迎えに来てくれました。
アトリエに入って目が点になる位の衝撃を受ける、まるで写真の様な絵を観て「ここで習おう」と決めました。
「分らない事は何でも何度でも何時でも聞きなさい」と言われて納得が行くまで教えてくれますが、指導は厳しく腹が立った事も有りましたが、描いている内に以前とは明らかに違う事に気が付きました。
デッサンからスタートだし必要な道具は先生が揃えてくれていて必要に応じて揃えてくれました。
以前とは違って時間の制限や日程も自由になるので楽でした。だから、自分で上達しているのが分るし、たった3ヶ月で以前の数十倍のスピードで上達しました。

今では先生に出逢えた事は自分にとってラッキーだったと感謝しています。


玉井明(36)

【コメント】
私は友達に誘われてアートロードの生徒展を観に行って「お前も以前から絵が好きだっただろ!一緒に習わないか?」と言われて入会しました。

私は板前の仕事をしていますが仕事柄デコレーションに自信が持てなくて悩んでいた事も有って生徒展を観て強い衝撃と希望が見えて来たので、先生に頼ってみようと思いました。
色々描いていく内に自分自身自信が付いて来たのと、絵を描く事が仕事に対する姿勢や考え方に共通点があって大切な事だと思える様になったのには私自身驚きでした。

プライベートでも絵の趣味を持っているというだけで多くの人の信頼を得る事が出来ました。
ここに掲載されている生徒さん以外に数倍の生徒さんがアートロードで絵をマスターし卒業されている事を知っています。
まだまだ未熟な私をサロンに掲載してもらえて嬉しい限りです。


渡部浩一(37)

【コメント】
若い頃から水彩画が好きで描いていましたが人物の顔が苦手で何時も後姿ばかり描いていましたが、これではダメだと思い色々ネットで探してココを見つけました。
何時も描いていたので先生から「君なら大丈夫だから描きたい人を探して描いてみなさい。」と言われて奥さんを描いたら自分でビックリしたし奥さんも喜んでくれる位に描けました。
自分は人の顔を描くのが苦手だと思っていたのに描けたのは不思議でした。
まるで先生の言葉は魔法の言葉に思え、ココでずっと習いたいと思いました。
何年か経って知人に「絵を教えて欲しい」と頼まれて先生が教えてくれた通り教えようとしましたが中々上手く教える事が出来ませんでした。
先生はどうやってひとりひとりに技術を伝えていったのか自分が講師をしてみてその難しさを痛感させられました。
やっぱり絵は教える事よりも習っている方がどんなに気が楽か知れません。
先生は修業していた頃の作品を惜しげも無く見せてくれましたが、私には真似の出来る物では有りませんでした。
様々な展覧会を観に行って先生の教えてくれた絵は、他の画家さんが描く絵と内容の充実感が明らかに違う事に気付かされました。


土居湯香里(35)

【コメント】
もう何年も前に1年間、某カルチャースクールで絵を習った経験が有りますが、描こうと思ったら全然描けない事に気が付きもう一度何処かの教室を探そうとタウンページでここを見つけました。
最初は何が何だか以前習っていた事とまったく違うので戸惑いましたが描いている内に自分でもハッキリわかるほどスムーズに描ける事に驚きました。
鉛筆の持ち方や描き方、力の入れ方まで詳しく教えてもらえるし美術の知識等まったくわからなかったし興味も無かったけれど知るに連れて徐々に興味が湧いてきて、知識的に知る事が上達する事に繋がっている事に気付かされました。
以前習っていた時は先生に『描く事だけに専念しなさい』と言われていて美術や絵画の知識には興味が有りましたが教えてもらえませんでした。
でも今思うと上達する上で知識教育がどれだけ重要な事なのか知りました。
私はここで習えた事を誇りに感じています。


本田 晶(51)

【コメント】
 私はフジグランで開催されていた第3回・ビエンナーレ門下生展で、初めて中矢先生達の作品を拝見させて頂きました。とても緻密な描写で、プロの画家の作品かと思っていたら、それが生徒さんが描かれたと聞いて本当に驚きました。又、特に風景画と人物画を組み合わせて構成された大作に衝撃的な感動を受けました。
  そのまま2年余りが過ぎた頃、私は或るきっかけから肖像画を描きたいという思いにかられ中矢先生に入門をお願いしました。
  先輩達の様にリアルな絵が描けるだろうかと不安でしたが習い始めてから数回目の受講で水滴の描き方を教わり何度も練習するうちに信じられない位、瑞々しい水滴が描けるようになって序々に自信につなげて行くことができました。初歩から解りやすく教えて下さり、花の絵、人物画と進み、目標の肖像画や、オリジナル作品を描くことができて本当にかけがえのないことと思っています。


水口節子(44)

【コメント】
「アートロードでの学習を振り返って」
何も知らないままに絵を描き始めた私ですが、基礎からコツコツと習う事ができ、だんだんと描けるようになり、とてもうれしく思っています。1回1回の教えて下さる事が、先生の人柄からも、いい加減で終わることなく、徹底的にわかるまで指導して下さるので、1つ1つの作品がたとえ習い初めの初期のものでも、その時々に学んだことが思い出され、大切な作品、大切な学びとなっています。いろいろ失敗したことや、行き詰まって描き直しになってしまったことも…今思えばそれもまた必要な勉強であったと思います。先生とは楽しい山の話、海の話、果物・野菜の話もしてレッスンの時間があっという間に過ぎてしまいます。自然から学ぶことも多々あるので、生活を通して何でもよく観るということも大事だと絵を通して気づかされました。これからも、生活の一部として、楽しみながら心に残る絵を描いていきたいと思っています。
アクリル絵画も、鉛筆画もまだまだチャレンジです。



通信教育・清水悠介(23)群馬県

【コメント】

絵を描くという行為は何なのだろう。師匠のもとで絵を習い始めて、4ヶ月経ちます。まだ駆け出しのひよっこだということは痛感しています。しかし美術の知識的教育や日々の師匠からのアドバイスのおかげか少しずつ描ける様になってきたと思います。私は松山からは遠方の群馬県に住んでいるので通信教育というかたちで鉛筆デッサンを学んでいます。最初の内は実際に手取り足取りではなく電話での説明や資料だけでは不安だった面もありましたが師匠のわかりやすい例え話のおかげでその気持ちも消えました。遅々としたペースで進んできましたが、花を完成させるまでが大変だった様に思います。何枚か描き直しをしました。そして、何時の間にか人物が描ける様になっていました。しっかり対象物を観るという行為がとても大切なんだと実感しました。また、絵を描くということ以外にも、私の生活面で様々なアドバイスをいただいたり松山のミカンを送っていただいたり、それも楽しい交流だなと感じています。

 


野本健(22)

【コメント】
私は大学の関係上、多くの外国を訪れました。外国を訪れるときは乗り継ぎなどで5時間ぐらい空港で待たされたりします。そんなヒマな時間には窓から見える飛行機などを描いたりしていました。そこでは多くの人種の人で溢れ、多くの人が自分の描く絵を見て、笑って声をかけてくれたり、子供たちは指差して知らない言葉であれ描いてと言ったりと絵は世界共通の言語なんだなと思うようになりました。そんなこんなで単純に絵が上手く描けるようになりたいなと思うようになりました。この1年は時間がたっぷりあったので、本格的に絵の勉強をしようと思い、この画塾を訪れました。2カ月経った今もデッサンは下手ですし、先生の指導からもこの画塾を訪れた中で一番出来が悪い 生徒だと思います。指導は個別なのでしっかりと教えてくれます。先生には常に叱られ、出来が悪く、要領が悪いこんな自分でも1年を通して上手い絵を描けるようになれば、どんな人でも上手く描けるようになると思います。…早く上手に描けるようになりたい!